派遣先で「仕事を教えてくれない」「ずっと放置されている…」そんな経験はありませんか?
これから頑張ろうと思っていたのに、
いざ働き始めたら誰も声をかけてくれない、
指示が来ない…そんな孤独で心細い時間を過ごすと、
「私、必要とされていないの?」と不安になりますよね。
私自身、派遣歴20年以上の中で“放置案件”は何度も経験しました。
声をかけても仕事が回ってこない。
引き継ぎ担当が「順調です」と言っているのを聞いて、あぁ意図的に放置されていたのか…と気づいたこともあります。
この記事では、そんな 「派遣先で仕事を教えてもらえない」「放置される」 状況でどう動けばいいのか、派遣社員の視点でやさしく解説します。
読んだあと、「もう大丈夫。落ち着いて対処できる」と思っていただけるはずです。
派遣先で「仕事を教えてくれない」「放置される」のはよくあること
派遣として働いていると、
「初日から仕事がない」
「引き継ぎする人が来ない」
「誰も声をかけてこない」
という状況は、実は珍しいことではありません。
もちろん、すぐに仕事を教えてくれる職場もあります。
でも、一定数は“準備不足”や“担当者の問題”で派遣社員が放置されてしまうことがあるのです。
まずはその理由を理解しておくと、無駄に自分を責めずに済みます。
派遣社員に仕事を教えない3つの理由
とはいえ、突然放置されると「なぜ私だけ?」と悩んでしまいますよね。
でも実は、派遣先が仕事を教えない背景にはいくつかの共通パターンがあります。まずはその理由を知ることで心がラクになりますよ。
① 仕事を教える社員が単純に忙しい
派遣社員を受け入れたものの、担当者自身がいっぱいいっぱいで時間が取れないケースは非常に多いです。
本来は「仕事を整理してから呼ぶべき」なのですが、現場が慌ただしい企業ほど準備が追いつきません。
担当者が
「ごめんね、今ちょっと手が離せなくて…」
というスタンスであれば悪気はありません。
この場合は、相手の準備が整うまで待つしかないことがほとんどです。
② 派遣社員の受け入れに慣れていない
「派遣慣れしていない職場」はトラブルが起きやすい環境です。
- 何を任せていいかわからない
- どこまで教えればいいかわからない
- とりあえず呼んだが準備していなかった
このように派遣受け入れの経験が少ない企業は、指示が曖昧だったり、変な雑用を頼んだりすることもあります。
もし「えっ、それ私がやるの?」と思ったら、すぐに派遣営業へ確認してOKです。
無理に受ける必要はありません。
③ 教える側の社員に問題がある(意地悪・無能・拒否)
正直ここがいちばん厄介です!
- 自分が教えたくない
- 仕事を渡したくない(残業が減るから)
- 自分の“縄張り”を守りたい
- 派遣社員にサポートされるのがイヤ
こういうタイプの担当者は、わざと仕事を教えないことがあります。
実際、私も担当社員が「引き継ぎ順調です!」と笑顔で報告しているのに、私には一切教えてくれなかった…という経験があり、「あ、これ放置されてる」と悟りました。
こうした人は、残念ながら 自分の仕事のやり方に執着していて、誰かに任せることができない のです。
無能なのにプライドが高いタイプも多いので、こちらが困っている状況を理解してくれません。
では、放置されてしまったらどう動けばいい?
派遣先で仕事を教えてもらえず、何日も放置されると気持ちが沈んでしまいますよね。
でも、落ち込む前にやってほしい行動がたった2つ あります。
【行動①】担当社員に軽く“声かけ”する
放置されていると感じたら、まずは小さな一声。
- 「今できる作業ありますか?」
- 「お手伝いできることがあれば教えてください」
この2つだけでOKです。
声をかけることで
● やる気がありますよ、という意思表示
● 「指示がないから何もできない」という状況の証拠が残せます。
また、声かけをした記録があれば、後から「派遣さん、何もしてないよね?」と言われた場面でも自分を守る材料になります。
【行動②】派遣営業に早めに報告する
これが一番大事です
- 「まだ仕事を教えてもらっていません」
- 「声をかけましたが、準備ができていないと言われました」
など、事実だけを淡々と伝えておきましょう。
なぜ報告が必要なの?
派遣先の広いフロアでは、暇な社員が“噂話”を広めてしまうことがあります。
「新しい派遣さん、何もしてなくて大丈夫なの?」
「座ってるだけに見えるけど?」
こういう声が上司や人事に届くと、派遣営業に連絡がいきます。
その時、営業が状況を把握していないとトラブルになる可能性があります。
でも、事前に共有しておけば「本人から聞いています。状況は把握しています」と営業がしっかり説明してくれます。
つまり、自分を守るための“保険”のようなものです。
それでも改善しない場合はどうする?
- 声かけもした。
- 営業にも報告した。
それでも状況が変わらない場合、考えられるのはこの3つ。
- 会社として受け入れ態勢が整っていない
- そもそも仕事がない
- 担当者が意地でも教える気がない
このどれかに当てはまると、正直その職場で長く働くのは難しいです。
営業に相談して、
● 派遣先へ状況改善を求めてもらう
● 配属先の変更を打診してもらう
● 契約満了で終了する
など、次の一手を考えるのが現実的です。
我慢しすぎると、メンタルを消耗してしまいます。
派遣社員として大切なのは「自分を責めないこと」
仕事を教えてもらえない時、真面目な人ほど
「私のせいかな…?」と落ち込みがちです。
でも、実際は
● 職場の準備不足
● 社員のスキル不足
● 会社の問題
であることがほとんど。
あなたが悪いわけではありません。
私は長い派遣生活の中で「放置してくる人たち」と何度も出会いましたが、そのたびに思ったのは
“放置されている側は何も悪くない”ということ。
むしろ、こんな状況でも前向きに仕事を覚えようとする派遣社員のほうがよほど立派です!
まとめ:派遣で仕事を教えてくれない時の2つの行動
最後に、今日の内容をやさしくまとめます。
✔ まずは担当社員に声かけする
「今できることはありますか?」
➡ やる気のアピール&自分を守る行動。
✔ 派遣営業に状況報告する
「まだ仕事を教えてもらっていません」
➡ トラブル予防・信用構築にも◎。
この2つをしておけば、あなたの立場はしっかり守られます。
もしどうしても改善しない場合は、早めに営業へ相談して別の道を探すのも立派な選択です。
あなたの価値は、放置する職場が決めるものではありません。
安心して、あなたらしく働ける場所は絶対にあります!!


















