いよいよ派遣初日。
新しい職場、初めての同僚、そしてどんな仕事が待っているのか・・
緊張と期待が入り混じる特別な日ですよね。
でもそんな時、「営業が同行できません。ひとりで行ってください」と言われたら、不安で胸がいっぱいになる人も多いのではないでしょうか。
「初日なのに、なんで一緒に来てくれないの？」
「私って大事にされてないのかな…？」
そんな疑問やモヤモヤを抱える派遣社員さんに向けて、この記事では派遣初日に営業同行がない理由と、ひとりで行く場合の準備などを分かりやすく解説します。
同じ経験をした私の体験談も交えながら、不安が少しでも和らぐようにまとめました。
なぜ派遣初日に営業同行がないの？
派遣社員の多くは「初日は営業さんが同行してくれる」と思っていますよね。
確かに、派遣会社によっては初日同行を「基本」としているところもあります。
しかし、実際には「営業同行なし」でスタートするケースも少なくありません。
その背景には、いくつかの理由を解説しますね。
初日が他の派遣社員と重なる
大手派遣会社では、1人の営業担当が何十人ものスタッフを抱えています。
そのため、複数の派遣先で初日が重なるのはよくあること。
営業担当は1人しかいませんから、すべての初日に立ち会うことは物理的に不可能です。
「○○さんの初日も今日」「△△さんの職場見学も今日」
そんなスケジュールが重なった結果、あなたの初日に同行できない、というケースが多いのです。
営業担当のスケジュール・事情
もう一つの理由は、営業さんの予定や社内事情。
他の企業との打ち合わせ、緊急対応、職場見学の同席など、営業担当の仕事は多岐にわたります。
「同行しない＝大事にされていない」というわけではありません。
むしろ、営業さん自身も「本当は一緒に行きたいけど行けない」と感じている方が多いのではないでしょうか。
「同行なし」は会社の方針の場合も
一部の派遣会社では、「初日は派遣スタッフ自身で出勤する」ことを原則にしている場合もあります。
理由は「自立した印象を持ってもらうため」や「交通経路を自分で把握してもらうため」なのですので、「営業同行なし＝放置された」ではなく、派遣会社の方針として設定されているケースも多いのです。
派遣初日ひとりで行くときの準備と流れ
営業同行がないとわかった時点で、「どうしよう…」と焦る方も多いでしょう。
でも、事前準備をしっかりしておけば大丈夫！です。
ここでは、派遣初日をひとりで迎える際にチェックしておきたいポイントをまとめます
① 担当者情報を必ずメモしておく
まず確認すべきは、就業先の担当者情報です。
以下を営業さんに必ず聞いておきましょう。
- 担当者の部署名・役職・フルネーム
- 就業先の住所・最寄り駅からのルート
- ビル名と階数（特に大きなビルの場合は要注意）
面談のときに顔を合わせた担当者でも、緊張のあまり名前を忘れてしまうことがあります。
後で受付で「えっと…どなたでしたっけ？」とならないよう、メモに残しておきましょう。
② 当日の持ち物・心構え
初日だからこそ、身だしなみと時間管理はとても大切です。
✅ 服装：派遣会社から指定があればその通りに
※なければ「オフィスカジュアル」が無難です
✅ 持ち物：筆記用具、印鑑、運転免許証等名前が確認できるもの、派遣先の連絡先
✅ 到着時間：約束の時間の2〜5分前がベスト。早すぎると担当者が不在の可能性もあります。
受付では簡潔に伝えましょう。
「○○派遣の△△と申します。××様をお願いします」
緊張していても、笑顔で挨拶するだけで印象はグッと良くなりますよ。
③ 初日の流れをイメージしておく
到着後は、担当者の案内でオリエンテーションや職場紹介、簡単な業務説明があります。
最初の数時間は慣れないことばかりですが、「今日は全体の流れを知る日」と割り切るのがおすすめです。
また、帰り際に一言添えると印象が良くなります。
「本日はありがとうございました。明日からもよろしくお願いします」
初日は誰でも緊張するもの。
完璧にこなそうとせず、「無事に一日を終える」ことを目標にしましょう！
派遣初日ひとり出勤を乗り越えるコツ
営業同行がないと、「自分だけ軽く扱いされた気がする…」と感じる人もいます。
でも実際には、多くの派遣スタッフが同じ経験をしています。
ここでは、不安を減らす心の持ち方と、実際の対処法を紹介します。
「同行なし」は珍しくない
派遣初日にひとりで行くケースは、年々増えています。
派遣業界では、効率化やスケジュール重視の流れが進んでいるためです。
ですから、「同行なし」はむしろ一般的なことと捉えてOK。
あなたが軽い扱いされているわけでも、評価が低いわけでもありません。
不安なときは営業担当に連絡を
どうしても不安な場合は、前日までに営業さんへ相談しましょう。
「初日ひとりは不安なのですが、他の方が同行してくれることは可能ですか？」と伝えるだけでもOKです。
もし同行が難しい場合でも、事前に電話でフォローしてもらえることがあります。
例えば・・・
「私から先方に連絡しておきますね」
「担当者にはお名前をお伝えしてあります」
といったサポートをしてもらえることが多いです。
自信を持って初日をスタートしよう
初日は不安でいっぱいでも、ひとりで出勤できたというだけで立派です。
それは「自分の力で踏み出せた一歩」。
派遣先の担当者も、最初の印象を大切にしてくれるはずです。
そして翌日からは、少しずつ職場の雰囲気にも慣れていきます。
焦らず、ひとつずつ覚えていけば大丈夫。
「ひとりで行けた初日」は、きっとあなたの自信になります。
派遣初日に営業同行がないと、不安になるのは当然のこと。
でも、「同行なし」にはきちんとした理由があり、あなたが軽視されているわけではありません。
事前準備をしっかり行い、落ち着いて行動すれば大丈夫。
派遣初日ひとり出勤は、あなたの成長の第一歩です。
少しの勇気と準備で、不安な初日もきっと乗り越えられます！
