「営業さん、なんか信用できない…」
「話が違う」「連絡が遅い」「更新のたびに言うことが変わる…」
派遣で働いていると、こんな“モヤモヤ”を抱えたことはありませんか?
私(派遣歴20年以上)も、何度となく経験してきました。
誠実で丁寧な営業さんに当たることもあれば、
「え?今の本音?」と思うほど、信用できない言動をする営業さんに
出会ったことも少なくありません。
でも大丈夫。
実は、営業さんが“信用できない行動”をとるのには、
派遣業界の構造による理由があるのです。
この記事では、
- 営業が嘘をつく/話が違うと言われる背景
- 連絡が来ない/放置される時の真の理由
- 派遣で働く私たちが取るべき対処法
などを、できるだけやさしく・体験談を交えながら解説します。
今まさにモヤモヤしている方の気持ちが、
少しでも軽くなりますように。
派遣営業が「信用できない…」と感じる瞬間って?

派遣で働いていると、営業さんへの不信感が生まれる瞬間は誰にでもあります。
たとえば…
- 聞いていた業務内容と違った
- 「更新OKです!」と言われていたのに急に話が変わる
- “次の仕事紹介しますね” と言いながら音沙汰なし
- 連絡がとにかく遅い
- フォロー面談が雑
- 契約内容を曖昧に言う
- 希望とは違う案件をゴリ押しされる
どれも、私自身が実際に経験してきたことばかりです。
そして一番つらいのは——
自分が大切に扱われていないように感じる瞬間。
この気持ちが積み重なると「信用できない」に変わってしまいますよね。
でも実は、営業さんの“おかしな行動”にも理由があります。
派遣営業が信用できない行動をする“本当の理由”

営業さん個人の性格…というより、
派遣業界の構造が原因であることが多いんです。
ひとつずつ見ていきますね。
ノルマがきついから(嘘・話が違うが起きやすい)
派遣営業は“売上ノルマ”がとても厳しく、
新人・ベテラン問わず数字に追われています。
そのため…
- 案件の条件を盛りがち
- 本当は希望に合わないけれど「おすすめです!」と言う
- 不利な情報は言わない
- ミスマッチでも“とりあえず入社させたい”
- 更新が取れるなら多少無理をする
こんなことが起こります。
私も過去、
「残業ほぼなし!」→ 実際は毎日1.5時間
「落ち着いた職場です!」→ 実は常に人が辞めていく職場
という経験を何度もしました。
会社都合を優先するため、本音を言えないことが多い
営業さんの立場は“派遣元の社員”。
つまり、派遣会社の都合が最優先になります。
- “空いている案件”を優先して紹介
- クライアントに気を遣って本音を隠す
- 嫌がられる更新交渉はギリギリまで言えない
- 調整がうまくいってないのに隠す
営業さんが嘘をついているというより、
言えないことが多いのが実態です。
新人営業・経験不足の場合もある
派遣は人材の入れ替わりが多く、
営業が常に新人というケースも珍しくありません。
- 現場の情報を理解していない
- 契約内容の知識が浅い
- フォローが雑になる
- 返信が遅い、言い方が不器用
こうした“経験不足による対応の雑さ”が、
不信感につながることもあります。
派遣先との調整が難航している(でも言えない)
「連絡が遅い」「話が曖昧」には、
水面下でトラブルや調整が発生していることが多いです。
- 派遣先の上司の承認待ち
- 契約更新の条件が合わない
- 時給アップ交渉が難航
- 業務内容変更の調整中
でも営業さんは、
“裏側の事情”をあまり言いません。
そのため、
隠されている → 信用できない
という誤解が生まれやすいのです。
派遣営業を「信用できない」と感じた時の正しい対処法3つ!
不信感を抱えたまま働くのはつらいもの。
ここからは、私が20年以上の経験で編み出した
**“心を守りつつ、状況を改善する方法”**を紹介します。
① 営業の言葉は“半分だけ信じる”スタンスでOK
営業さんの言葉を100%信じる必要はありません。
- 条件は必ず契約書で確認する
- “いい話”ほど慎重に
- 面接(職場見学)では自分で環境を見極める
- 希望と違う点は必ず質問する
冷静に判断することで、
営業の言動に振り回されなくなります。
② 契約・条件は“自分で”しっかり確認する
営業さんの言葉よりも大切なのは、
「契約書」「就業条件明示書」などの書類です。
- 時給
- 勤務時間
- 残業の有無
- 業務内容
- 更新の有無
これらは“紙に書かれた内容”がすべて。
不一致があれば必ず確認しましょう。
③ 担当営業をチェンジするのも一つの方法
どうしても合わない場合、
担当を変えてもらうのは全然アリです。
派遣会社へは…
「担当の方と合わず、やり取りに不安があるので
別の方をご担当いただくことは可能でしょうか?」
と柔らかく伝えればOK。
実際、私も何度か担当替えをしてもらい、
ストレスが一気に軽くなった経験があります。
絶対にやってはいけないNG行動

モヤモヤが溜まると、感情的になりがちですが…
❌ 感情的にキレる
→ トラブルが悪化し、更新に影響することも
❌ SNSに会社名を書いてしまう
→ 最悪アカウント停止や法的トラブルの可能性も
❌ 営業を完全に敵視する
→ 仕事紹介やフォローが逆に遠ざかる
気持ちがつらいときこそ、
“一度深呼吸”をして冷静に対処することが大切です。
派遣で働く私たちが自分を守るために大切なこと
営業さんが信用できなくても、
私たちには自分を守る手段があります。
- 自分の希望を明確にする
- 合わない営業とは無理して付き合わない
- 条件は紙で確認する
- 嫌な時は断ってOK
- 更新を判断するのは“自分”
派遣社員は・・・
自分の働き方を自分で選べる働き方。
この強みを忘れないでください!
まとめ|あなたのモヤモヤは“あなたのせいじゃない”
営業さんの言動に振り回されて不安になるのは、
あなたが悪いわけではありません。
派遣という働き方の構造上、
不透明な部分が多く、
不信感が生まれやすいだけ。
でも・・
- 営業の言葉を鵜呑みにしない
- 契約内容は自分で確認する
- 合わなければ担当替えもOK
これだけで働きやすさが大きく変わります。
どうか、あなた自身を責めないでくださいね。。。

















