派遣の初日は、何度経験しても緊張するもの。
初めての職場に1人で出勤し、大勢の前で挨拶…考えただけでもドキドキしますよね。
「何を話せばいい?」
「自己紹介は必要?」
「お菓子を持って行った方がいい?」など、初日は不安が尽きません。
この記事では、派遣社員歴20年以上の筆者が、派遣初日の挨拶のコツと例文、メールや菓子折りのマナーまで丁寧に解説します。
緊張しやすい方でも大丈夫!
シンプルで感じのよい挨拶で、気持ちよく初日を迎えましょう。
派遣初日の挨拶は「シンプルでOK」
派遣初日は、慣れない環境・知らない顔ぶれの中で始まるため、どうしても緊張します。
しかし、挨拶で気負いすぎる必要はありません。
派遣社員に求められるのは「明るく感じの良い第一印象」であって、完璧なスピーチではないからです。
会社によっては、部署ごとに挨拶回りをする場合や、全体朝礼で一言自己紹介を求められる場合もあります。
でも、「名前+よろしくお願いします」だけで十分。
無理に自分をアピールしようとすると、かえって不自然になってしまいます。
人前で話すのが苦手な方ほど、シンプルな一言で笑顔を添えることを意識しましょう。
それだけで印象はぐっと良くなります。
挨拶の基本形と応用パターン
では、実際にどんな挨拶をすれば良いのでしょうか?
派遣先で使いやすい「シンプルな挨拶例」を紹介します。
基本の型(最小限)
「○○と申します。よろしくお願いします。」
これだけで十分です。
緊張していても短く言えるので安心です。
少し丁寧にしたい場合
「○○と申します。本日からお世話になります。よろしくお願いします。」
「○○と申します。早く業務に慣れるように頑張ります。よろしくお願いします。」
自己紹介を加えたい場合
「○○と申します。前職では○○をしていました。本日からお世話になります。よろしくお願いします。」
「頑張ります」「努力します」といった前向きな言葉を添えるだけで、印象が柔らかくなります。
無理に話を広げず、“短く・丁寧に・笑顔で”がポイントです。
部署内や個別挨拶のときは?
派遣先によっては、配属後に各デスクを回って「○○と申します、今日からお世話になります」と一言添える場面があります。
このときも、声のトーンと表情が大切です。
丁寧な言葉よりも、感じのよい雰囲気が印象を決めます。
- マスク越しでも目を見て挨拶する
- 小さなお辞儀を添える
- 名刺をもらう場合は両手で丁寧に受け取る
初日の挨拶は「覚えてもらう」ことよりも、
「感じの良い人だな」と思ってもらうのがゴールです。
派遣初日挨拶メールの書き方
在宅勤務やオンライン業務の場合、メールで挨拶をするケースも増えています。
ここでは、派遣初日に送るメールの例文を紹介します。
件名例:
【ご挨拶】本日より勤務いたします○○です
本文例:
関係各位
お世話になっております。
本日より○○部署で勤務いたします、派遣社員の○○と申します。
早く業務に慣れ、皆さまのお力になれるよう努力いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
————
○○(フルネーム)
メールアドレス:xxxx@example.com
メールでも“簡潔で丁寧”が基本。
堅苦しくなりすぎず、誠実な印象を与える文面にしましょう。
派遣初日挨拶 菓子折りは必要?
初日にお菓子を持参すべきか迷う方も多いですが、派遣社員の場合は基本的に不要です。
社員登用のあいさつや転職の初日とは違い、派遣はあくまで「派遣会社からの契約による勤務」であり、気軽に始められる働き方。
ただし、次のような場合は持参しても好印象です。
- 長期の派遣で10名未満など小規模な職場
- 以前からお世話になっていた担当者や社員がいる
- 職場が和やかでアットホームな雰囲気
その場合は、個包装のお菓子を1,000円〜1,500円程度で十分です。
「皆さんでどうぞ」とひとこと添えれば、堅苦しくなりません。
派遣初日に気をつけたいマナー
初日の印象を左右するのは、挨拶だけではありません。
次の3つも意識しておきましょう。
① 時間厳守
初日は特に、10分前には到着しておくのが安心。
受付や入館証の発行など、想定外の手続きに時間がかかる場合があります。
② 服装
服装は「派遣会社から指定されたもの+清潔感」。
迷ったら地味すぎず、派手すぎず、明るめのオフィスカジュアルを選びましょう。
③ 笑顔と丁寧な言葉づかい
最初の印象は「表情」と「声のトーン」で決まります。
“話しやすそうな人”と思ってもらえるだけで、その後の仕事がぐっとスムーズになります。
派遣初日の挨拶は「感じよく・短く・笑顔で」
最後にまとめると・・
派遣初日の挨拶は、長い自己紹介をする場ではなく、「感じのよい第一印象」を残すチャンスです。
✅ シンプルな一言でOK
✅ メール挨拶は短く丁寧に
✅ 菓子折りは基本不要・気持ちを添える程度で十分
完璧な挨拶よりも、笑顔で「よろしくお願いします」と言えることが何より大切です。
緊張するのは当然。
それでも一歩踏み出したあなたを、きっと職場の人たちは温かく迎えてくれます。
焦らず、派遣初日を気持ちよくスタートさせましょう。
















