
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた企業や個人事業主を対象に、事業の継続や回復を支援する「事業復活支援金」の申請が始まりました。
今回初めて個人事業主で支援金を申請される方にとって戸惑っていることの一つに、登録機関からの『事前確認』ではないでしょうか?
現在個人事業主であるブログ管理人ponkoが、昨年一時支援金を申請し登録機関が見つからずに「事前確認難民」なってしまったときの対処法を体験談より解説します!
この記事はこんな方に役立ちます
- 顧問税理士がいない個人事業主の方
- 登録確認機関と継続支援関係でない方
- 登録確認機関が見つからず困っている方
事業復活支援金の事前確認とは?
事業復活支援金を申請する際には登録確認機関からの「事前確認」をしてもらい、「事前確認通知番号」を発行してもらう必要があります。
<事前確認とは?>
事業復活支援金では、不正受給や誤った理解のまま申請を防ぐために、実際の申請の前に確定申告や売上台帳などの資料を提出・オンラインや対面などによって以下の3点を登録機関の方によって確認してもらうことです。
- 事業を実施しているか
- 新型コロナウィルス感染症の影響を受けているか
- 事業復活支援金の給付対象等を正しく理解しているか
そして、事前確認がOKになると、マイページにある「事前確認通知番号」に発番してもらうことで実際の申請が出来るようになります。

登録機関を探すには、事業復活支援金のウェブサイトにある「登録確認機関」を検索ページから事前確認をしてくれるところを探します。
登録機関とは?
(1)認定経営革新等支援機関
- 中小企業等経営強化法に基づき認定を受けた
- 税理士、中小企業診断士、行政書士
(2)認定経営革新等支援機関に準ずる個別法に基づき設置された機関
- 商工会/商工会連合会
- 商工会議所
- 中小企業団体中央会
- 預金取扱金融機関
- 農業協同組合/農業協同組合連合会
- 漁業協同組合/漁業協同組合連合会
- 生活衛生同業組合/都道府県生活衛生営業指導センター
- 商店街振興組合/商店街振興組合連合会
(3)上記を除く機関又は資格を有する者等
- 税理士
- 税理士法人
- 中小企業診断士
- 公認会計士
- 監査法人
- 青色申告会連合会/青色申告会
- 行政書士
- 行政書士法人
登録確認機関が見つからない場合の対処法
登録確認機関の一覧からいくつか連絡してみたけど・・
「取引がないから受けられない」
「依頼がいっぱいで受けられない」
などの理由により登録確認機関先から断られてしまった場合の対処法として、2つの方法をそれぞれ解説します。
- コールセンターに電話すること
- スキルマーケットを利用すること
コールセンターに電話すること
登録確認機関検索サイトの「
重要なお知らせ」には下記のような記載があります。事前確認を行っていただける登録確認機関が見つからない場合には、事務局の相談窓口までご相談いただくか、下記の検索サイトからご確認ください。
もし登録確認先が見つからない場合には、まず事務局の相談窓口のコールセンターに電話してみてください。
登録機関が見つからないことを相談すると、事務局からおすすめな?(事前確認を受けてもらえやすい)登録機関をいくつか教えてくれます。
※注意点
しかし、相談窓口のコールセンターへの電話は期待しない方がいいです。
なぜなら事務局で教えてくれる登録機関の情報は、検索サイトに公開されている情報と同じだからです。
昨年一時支援金を申請する際に、登録機関の検索サイトから自分の住んでいる地域を選択して、検索結果に表示された全てに電話して断られました。
事務局に電話をして、教えてもらった登録機関は、すでに断られたところばかりだったからです。
その事を伝えても、それ以上の登録機関を教えてくれるわけではありませんでした。
スキルマーケットを利用すること
スキルマーケットとはオンライン上で特技やスキルを売買するサービス。
ここでは「ココナラ」での利用体験を解説します。

まず「事業復活支援金」↓でキーワード検索します。

検索結果には、税理士や行政書士など事前確認をしてくれる出品者(登録確認機関)が表示されます。
お届け日数・予算などから検索を絞っていきます。
どの出品者を選んで良いのか迷ったら、出品者ランクや評価を参考にしてください。
また、購入前に「見積相談」して出品者とコンタクトをとってみるのも安心だと思います。
購入の流れ
私がココナラで行政書士事務所に「事前確認」を実際に依頼した購入の流れです。
※出品者によって取引内容が異なります
◆出品者:行政書士事務所
◆料金:5,000円
◆お届け日数:3日
※ビデオチャット利用
やり取りはすべてココナラの「トークルーム」で行いました。
まず始めに以下の書類の提示を求められました。
- 本人確認資料
- 確定申告書第1表
- 売上台帳
- 売上が記帳されている通帳のページ
- 自著された宣誓書
これらの書類をスマホで撮影し画像を添付しました。
その後、書類の確認事項や質問のやり取り⇒ビデオチャットにて面談をして3日間で「事前確認通知番号」を発行してもらいました。
ビデオチャットでの質問内容は、主に2点のみで終わりました。
- 新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の要因についての確認
- 宣誓・同意事項等を正しく理解しているかについて口頭で確認
ココナラで検索してみる

ココナラでのメリット・デメリット
事業復活支援金の「事前確認」をココナラで依頼するメリットは?
迅速な対応
個人事業主にとって、登録機関から断れまくっていると、申請期限が迫ってきます。。そんな焦っているときに、ココナラは迅速な対応してくれる出品者が多いです。
また、デメリットは?
無料ではない!
ココナラで「事前確認」を依頼すると、出品者によって安くても¥3,000~と有料になります。
但し、事業復活支援金サイトから登録機関に依頼しても、すべてが無料とは限らないので、登録機関が見つからない場合は、早めにココナラなどのスキルマーケットで依頼することをおすすめします。
いかがでしたか?
今回は「事前確認難民」になりココナラを利用した体験談を解説しました。
参考になれば幸いです。
